Winery Introduction

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Poiron Dabin
ポワロン・ダバン

LOIRE Selection

 ナント市から南東に15km(ナントしナントウ・・(´Д`)さむ~)、シャトー・テボー村に1858年に創業したミュスカデの名門ドメーヌで、1987年より、ジャン・ミッシェル(写真左、醸造担当)とローラン(写真右、栽培担当)のポワロン兄弟が運営しています。早1995年から厳格なリュット・レゾネ栽培に取り組み、2015年にはフランス農水省が規定する「HVE(Haute Valeur Environnementale=高い環境価値)」の最高段階であるレベル3の認証を取得しています。
 ご紹介する「Clé du Sol」は、「Clé de Sol」(ト音記号)と「le Sol」(土壌)をかけ合わせたもので、シャトー・テボー村の秀逸リウ・ディ「シャントグロール」産のミュスカデを100%使用した、このドメーヌの看板作品です。(リウ・ディ名の「シャント」=「歌う」なので、ぶどう樹がト音記号だったら面白いな!と思ってラベルにデザインしたそうです)。
 「この畑は、花崗岩より酸が、シスト(片岩)よりミネラルが生まれる、ミュスカデのお手本のようなテロワールです。平均樹齢45年のヴィエイユ・ヴィーニュなのでぶどうが凝縮しており、黄色い果実やハチミツのような、たっぷりとしたコクをお楽しみいただけます」(ジャン・ミッシェル・ポワロン)。
 この作品は、地元ロワールやパリの100軒を超えるレストランやビストロで大人気を博していますが、その濃密な味わいゆえ、魚介類はもちろん、普通にお肉料理とも一緒に楽しまれているそうです。

TECHNICAL NOTES

所在村
Château-Thébaud
醸造家
Jean-Michel & Laurent Poiron
所有畑面積
72ha
ドメーヌ継承年
1987年
栽培における特記事項
極めて厳格なリュット・レゾネ栽培。化学肥料、除草剤、防腐剤は一切使用しない。2015年に「Terra Vitis」、2016年に「HVE level3(最高段階)」の認証取得
醸造における特記事項
除梗しない。天然酵母のみで発酵。地下に埋めてあるガラス製タンクで醸造
販売先
フランス国内85%(パリやロワールの100軒以上のレストランやビストロ、ワインショップ、個人のワイン愛好家)、輸出15%(EU各国)
掲載実績のある海外メディア
「Guide Hachette」、「Dussert-Gerber」等

PRODUCTS

l'Excel
レクセル

Vin Mousseux de Qualité。シャンパーニュ方式によるスパークリングワインです。ムロン・ド・ブルゴーニュ(ミュスカデ)80%、ソーヴィニヨン・フィエ・グリとゲヴュルトラミネール20%のブレンド。(AOCクレマン・ド・ロワールの認定区画ではないのでVMDQとなります)。シャトー・テボー村に1ha。花崗岩質・シスト(片岩)質土壌。樹齢5~80年。収量は45hl/ha。ステンレスタンクで発酵後、10ヵ月間シュール・リー熟成。9ヵ月間以上ビン熟成。ドザージュは8g/l。作品名の「l'Excel」は「l’Excellence(素晴らしさ)」を略したものです。

l'Excel - レクセル

Berligou
ベルリグー

Vin Mousseux de Qualité。ベルリグー100%。(15世紀にナント一帯を治めていたブルターニュ公がブルゴーニュ公から献上されたピノ・ノワールの貴亜種で、中世にはこの地に広く普及していました。濃密な果実味とスパイシーな風味、豊かなタンニンを特徴とする黒ぶどうで、近年この生産者達が中心になって復興を目指しています)。シャンパーニュ方式によるスパークリング「白」ワインです。(最新2003年度改訂版のAOCクレマン・ド・ロワールの定義にこの品種が含まれていないためVMDQとなります)。シャトー・テボー村に6ha。花崗岩質・シスト(片岩)質土壌。平均樹齢15年。収量は45hl/ha。地下に埋めてあるガラス製タンクで発酵後、4ヵ月間シュール・リー熟成。18ヵ月間ビン熟成。ドザージュ10g/lのExtra Dry。

Berligou - ベルリグー

Clé du Sol Chantegrolle
クレ・デュ・ソル シャントグロール

Muscadet Sèvre et Maine sur Lie。ミュスカデ100%。地元シャトー・テボー村のリウ・ディ「シャントグロール」より。花崗岩質・シスト(片岩)質土壌。平均樹齢45年。収量は30hl/ha。地下に埋めてあるガラス製タンクで発酵後、6ヵ月間シュール・リー熟成。2017年度「パリ農産物コンクール」金賞受賞。

Clé du Sol Chantegrolle	 - クレ・デュ・ソル シャントグロール

Gwentremener ty terrible
グウェントレムネール ティ・テリブル

Vin de France。ゲヴュルツトラミネール100%。地元シャトー・テボー村に3ha。花崗岩質・シスト(片岩)質土壌。平均樹齢10年。収量は40hl/ha。地下に埋めてあるガラス製タンクで発酵後、6ヵ月間シュール・リー熟成。残糖3.9g/lの辛口。このワインの品種名によく似た作品名「Gwentremener」は、「グビグビ飲める白ワイン」を意味するこの地特有の表現です。「ty terrible (=petit terrible)」は、「わんぱく坊や」「ちょっと困っちゃう」といった意味で、ついつい飲み過ぎて困っちゃうような、このワインの飲みやすさと美味しさを表現したものです。ラベルの絵は、わんぱくだったという醸造家ジャン・ミッシェル・ポワロンの少年時代の様子を娘さんが描いたものです。

Gwentremener ty terrible - グウェントレムネール ティ・テリブル

Chardonnay
シャルドネ

IGP Val de Loire。シャルドネ100%。シャトー・テボー村に2ha。花崗岩質・シスト(片岩)質土壌。平均樹齢40年のVV。収量は60hl/ha。コンクリート製タンクで発酵後、6ヵ月間シュール・リー熟成。

Chardonnay - シャルドネ

Quoi de 9°
コワ・ド・ヌフ

IGP Val de Loire。グロロー・ノワール100%。シャトー・テボー村に1ha。花崗岩質・シスト(片岩)質土壌。平均樹齢25年。収量は70hl/ha。直接圧搾法。ステンレスタンクで発酵後、6ヵ月間シュール・リー熟成。作品名は「quoi de neuf」(「新着情報」(出来立てから美味しく飲めることを表現したもの))と「9」(=neuf。アルコール度数が9°)をかけ合わせたものです。

Quoi de 9° - コワ・ド・ヌフ

Pinot Noir
ピノ・ノワール

IGP Val de Loire。ピノ・ノワール100%。シャトー・テボー村に4ha。花崗岩質・シスト(片岩)質土壌。平均樹齢40年のVV。収量は60hl/ha。コンクリート製タンクで発酵後、8ヵ月間シュール・リー熟成。

Pinot Noir - ピノ・ノワール

Côt Malbec
コット マルベック

IGP Val de Loire。コット(マルベック)100%。シャトー・テボー村に2ha。花崗岩質・シスト(片岩)質土壌。平均樹齢20年。収量は60hl/ha。コンクリート製タンクで発酵後、8ヵ月間シュール・リー熟成。

Côt Malbec - コット マルベック

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