フランチャコルタ北部、イゼオ湖畔のイゼオ村に1956年に拓かれたぶどう農園で、2007年に3代目フランチェスカ・ボンファディーニ女史が継承して自社ビン詰めを開始しました。
　「一般的にフランチャコルタは、果実味たっぷりで肉付きが良く、力強いスパークリングワインというイメージだと思いますが、私は、繊細な味わいのお料理にも合わせられるような、きめ細やかで上品なフランチャコルタを造りたいのです。美味しいものを食べることにとてもこだわっている同性の友達も多いのですが、彼女たちに心から美味しいと思ってもらえるワインを造りたいと思います」という彼女は、女性ならではの感性を大切にしながら、類まれな情熱と職人魂をもって仕事に打ち込んでいます。
　イタリア北部の伝説的なエノロゴ、ジャンニ・ガスペリを醸造コンサルタントに起用する縁にも恵まれました。「異なるワイナリーのワインが、似たような味であってはならない」という、いわばワインの究極的理想を信念とするこの鬼才は、数多の依頼を断り続けながら「1地域1社」（2015年現在、計15地域15社）を貫いており、フランチャコルタでは「ボンファディーニ」にすべての秘儀を投入しています。
　ぜひ、美味しいお料理とともに召し上がっていただき、マリアージュの快感に包まれていただきたいと思います。