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Louis Fleurot |
BOURGOGNE Selection |
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OFFICIAL WEB :http://www.domainelouisfleurot-grandvindebourgogne.fr/ |
もともと樽職人だったルイ・フルーロさんが、1975年から徐々に畑を買い足し、1993年にニュイ・サン・ジョルジュ村に設立したドメーヌです。1998年に甥のドニ・バザール(写真)が継承。ぶどう栽培に精通する彼は、ファビエンヌ・ボニーの栽培の先生でもあります。
「完熟した健康なぶどうが、自然に美味しいワインになります。根を地中深くに伸ばすため、化学肥料や農薬の使用は極力抑えるべきですが、かといって完全無農薬が一概に良いかというと、それは疑問です。少なくともブルゴーニュでは、無農薬栽培されているぶどうにカビが生えているものが多く、ぶどうが可哀そうで可哀そうで・・・」。
自然に対する彼の深い洞察は、その半自給自足的なライフスタイルに立脚しています。野菜を家庭菜園でまかなっているのはもちろんのこと、ウサギ、鶏、ハト、そして・・・豚(自分でソーセージをつくります)まで、ドメーヌを訪問すると、その動物の数に驚かされます。ちなみに趣味は、「釣り」。また、叔父のルイ・フルーロ翁(2012年現在75歳)が壮健だった2010年までは、翁自身が森に入って木を選び、切って乾燥させ、年間20樽の新樽を作ってこのドメーヌで使用していました。
「叔父は長年、AOCニュイ・サン・ジョルジュの「レ・ザルジラ」にトマトを植えていて、「ここのトマトが甘くてうまいんじゃ~」とか言ってましたが、それはさすがにぶどうに植え替えさせてもらいました(笑)。ちなみにこの畑はカラスがぶどうをたくさん食べてくれるので、グリーンハーベストをする必要はありません(おぬしも負けておらぬな!)」。
そんなドニ・バザールが造るワインは、ぶどう本来の滋味旨味がしみじみと感じられ、笑うと目が線になる彼の笑顔のように、優しく、癒される味わいです。「ブシャール・ペール・エ・フィス」などの名門メゾンから、「オーレリアン・ヴェルデ」といった気鋭の新世代まで、バルクワイン購入のリクエストが引きも切らないのもよく分かります。
所在村 |
Nuits-St.-Georges |
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醸造家 |
Denis Bazart |
所有畑面積 |
16ha |
ドメーヌ継承年 |
1998年 |
栽培における特記事項 |
厳格なリュット・レゾネ栽培(殺虫剤は一切使用しない) |
醸造における特記事項 |
除梗100%。天然酵母のみで発酵。無清澄でビン詰め |
販売先 |
フランスを中心としたヨーロッパの個人のワインの愛好家がほとんど。フランスのレストラン、ワインショップ |
掲載実績のある海外メディア |
「Guide Hachette」等 |
ニュイ・サン・ジョルジュ村内の名区画「レ・ダム・ユゲット」に0.9ha。樹齢45年以上のVV。新樽2%、1~8回使用樽98%で16ヵ月間熟成。
Aux Athées等5区画合計で0.55ha。樹齢70年以上のVV。新樽率30%で18ヶ月間の樽熟成。
ドニ・バザールの息子さんのジュスタンは、6年間にわたる白血病との闘病の末、2017年7月に20歳の若さで天国に旅立ちました。ドニ・バザールは、将来彼の跡を継いでヴィニュロンになることを夢見ていたジュスタンが「いつも私たちと共にありますように」という願いを込めて、「ジュスタンの夜」という特別作品を造ることにしました。「ジュスタンは、軽やかでまろやかなスタイルのワインが好きだったので、毎年とりわけ繊細なワインを生む3区画の(「レ・ザルジラ」「レ・サン・ジュリアン」「レ・ザテ」)のぶどうを使用しました」。平均樹齢40年。コンクリート製タンクでアルコール発酵後、樽(新樽率20%)でマロラクティック発酵&15ヶ月間熟成。超重厚ボトルにビン詰め。尚、生産者収益金の一部は、在ブルゴーニュの小児ガンのお子さんの支援団体「Coup d’Pouce」に寄付されています。
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