Winery Introduction

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Les Faverelles
レ・ファヴレール

BOURGOGNE Selection

 シャブリ村より南に40km、世界遺産「サント・マドレーヌ大聖堂」をいただくヨンヌ県の古都、ヴェズレイ。中世から近代にかけて、ワインの銘醸地として名声を博していたこの一帯は、フィロキセラ禍と二度の世界大戦を乗り越えて、1970年頃から再興の道を歩みはじめました。1985年にACブルゴーニュに認定され、白は1996年からコミューン名付きの「ブルゴーニュ・ヴェズレイ」に、そして2017年にはついに村名AOP「ヴェズレイ」に昇格し、かつての栄冠を取り戻しました。
 「レ・ファヴレール」は、ムルソーのピエール・モレに師事したパトリック・ブランジェが、ヴェズレイに隣接するアスカン村に、2000年に設立したドメーヌです。創業時よりビオロジック栽培に真摯に取り組み、2005年からはビオディナミも併用しています。
 「無農薬栽培は、環境のことを考えればあたりまえのことです。まして今日において、なぜいまだに農薬や化学肥料の使用が認められているのでしょうか。また、最も重要なワインの品質においても、香りの華やかさ、味わいの複雑さ、余韻の長さなど、まるで別物になります。農薬を使わないことで土中の有用微生物たちが元気に活動して土がふっかふかになり、根が地中深くまで伸びるためです」。
 ピエール・モレ仕込みの醸造は、こじんまりとして可愛らしいカーヴで、清潔に、シンプルに。
 ヴェズレイはシャブリから近いとはいえ、土壌はキンメリッジアンやチトニアン(ポルトランディアン)ではなく、粘土質が主体になります。そのためこの産地のワインには、ピュアさや透明感とともに、しっかりとしたコクと豊かな果実味が感じられます。

TECHNICAL NOTES

所在村
Asquins
醸造家
Patrick Bringer
所有畑面積
6ha
ドメーヌ継承年
2000年
栽培における特記事項
2000年からビオロジック栽培(2008年「エコセール」認証取得)。2005年からビオディナミ。一部馬で耕作
醸造における特記事項
除梗しない。ヴァスランと小型木製垂直プレス機を併用。天然酵母のみで発酵。補糖も補酸もしない。ノンフィルターでビン詰め
販売先
輸出50%(EU各国、アメリカ、オーストラリア等)、フランス国内50%(レストラン、個人のワイン愛好家)
掲載実績のある海外メディア
「Guide Hachette」、「Guide Solar」等各種ビオワインガイド・雑誌

PRODUCTS

Vézelay Blanc Le Nez de Muse
ヴェズレイ ブラン ル・ネ・ド・ミューズ

地元アスカン村とサン・ペール村に1.5ha。粘土石灰質土壌。平均樹齢30年。ステンレスタンクで醸造。ろうキャップ。ラベルの犬は2011年に亡くなった愛犬のミューズちゃんです。完熟したぶどうが大好きで、ミューズがぶどうを食べ始めたら収穫を開始するのがこのドメーヌの慣わしでした。無農薬栽培以外のぶどうは絶対に食べなかったそうです。作品名の「ル・ネ・ド・ミューズ」は、「ミューズの鼻」という意味で、ファミリーの心の中にいつまでも生き続けるミューズへのオマージュを込めたものです。

Vézelay Blanc Le Nez de Muse - ヴェズレイ ブラン ル・ネ・ド・ミューズ

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