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Reine Pédauque |
BOURGOGNE Selection |
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OFFICIAL WEB :http://www.reine-pedauque.com/ |
「レーヌ・ペドーク(ペドーク女王)」は、1927年にアロース・コルトンに設立されたメゾン「コルトン・アンドレ」による往年の名ブランドです。2002年にメゾンの経営権を取得した「バランド・グループ」が、ブランド展開や正規販売網の構築といったことよりも醸造設備の大規模な刷新等の改革に専念していたため、ほとんど見かけない時期が続いていましたが、すべてが完了した2013年の春、満を持して、大々的なリニューアル復活が発表されました。
改革の立役者となったのが、2004年に醸造長に就任したリュディヴィンヌ・グリヴォー女史(写真)でした。エノローグ(醸造技師)の国家資格を持ち、「ドメーヌ・ジャック・プリウール」などで修業した天才肌の彼女は、「固定観念にとらわれず、常に自分の頭で考え、舌で判断する」という方針の下で10人の醸造チームを率い、2014年12月に退職するまでの10年間で、ワインの品質を大きく向上させました。(尚、リュディヴィンヌさんは、2015年1月より「オスピス・ド・ボーヌ醸造長」への就任が決定しています。巨匠ローラン・マスの跡を継いで、初の女性醸造長の誕生となります)。
「レーヌ・ペドーク」のワインは基本的に、長期契約栽培家からぶどうやムー(ぶどう果汁)を購入して自家醸造したものですが、一部「ドメーヌ・コルトン・アンドレ」の自社畑のぶどうを使用する「ドメーヌもの」も含まれます。(このHPには「ドメーヌもの」のみを掲載しております)。
ブランド名の「ペドーク女王」とは、雁に乗ってコルトンの丘を飛びながら、手のひと振りで一面をぶどう畑に変え、人々にぶどう栽培を教えたという伝説でも知られる8世紀のブルゴーニュの女王ベルト(ベルサ)の愛称です。その後、カロリング朝を開いたピピン3世(小ピピン)と結婚してフランク王国の王妃となり、その息子で王国の最盛期を築いたカール大帝(仏名シャルルマーニュ)は、当時取得した畑「コルトン・シャルルマーニュ」にその名を残しています。
縁あって日本は私たちがご紹介させていただくはこびとなりました。まずは飲み頃を迎えたバックヴィンテージからご紹介してまいります。
追記:「コルトン・アンドレ」は2014年7月より、私たちの良きパートナーでもあるブルゴーニュの「ベジョ・グループ」の傘下となりました。
所在村 |
Aloxe-Corton |
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醸造家 |
Ludivine Griveau(2014年まで) |
所有畑面積 |
500ha(Bejotグループ全体) |
ドメーヌ継承年 |
2014年 |
栽培における特記事項 |
6.74haの自社畑のぶどう及び長期契約栽培家からのぶどうまたはぶどう果汁を使用(2014年ヴィンテージまで) |
醸造における特記事項 |
赤は100%除梗、白は除梗しない。天然酵母のみで発酵。赤はフードル(大樽)で発酵。国際的な衛生管理手法「HACCP」を実践し、「ISO9001」(品質管理規格)の認証を取得(2013年ヴィンテージまで)。「IFS」(世界最大の食品検査機関「Eurofins」が統括する安全性・品質規格)、「BRC」(英国小売協会が主導する、品質・安全性・衛生管理の国際規格)の認証を取得(2014年ヴィンテージ以降) |
販売先 |
輸出65%(46ヵ国。約10社の航空会社)、フランス国内35%(多数のミシュラン3つ星・2つ星レストラン(主に「Pierre André」ラベルで販売)、ワインショップ) |
掲載実績のある海外メディア |
「Betanne & Desseauve」、「Gault & Millau」、「Gilbert & Gaillard」、「Guide Hachette」、「La Revue du Vin de France」、「Bourgogne Aujourd'hui」、「Decanter」等多数 |
ドメーヌもの。Les Paulands、Les Morais、Les Combesの3区画合計で0.93ha。平均樹齢35年。新樽率30%で18ヶ月間熟成。
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