ワイン生産者としての歴史を13世紀まで遡れるという、ブルゴーニュ随一の名家に生まれたパトリック・クレルジェは、一族のもとで修業を重ねた後の1994年、自身のメゾン「セレクション・パトリック・クレルジェ」をボーヌに設立しました。以降、ブルゴーニュをはじめフランス全土のワイン生産地からバルクやボトルで仕入れた確かな品質のワインを、自社ブランドラベル、もともとの生産者のラベル、得意先のPBラベル等で販売するという柔軟なサービスが各国のプロ達から高く評価され、今日では世界25ヵ国に多数の顧客を抱えるのみならず（日本の取引先も15社を数えます）、「エール・フランス航空」「ユナイテッド航空」「シンガポール航空」「全日空」等々、12社の航空会社のビジネスクラスまたはファーストクラスにワインを提供しています（2014年6月現在）。
　ご紹介する「シュヴァリエ・クレルジェ」は、パトリックが「シュル・ピル」（ビン買い）で買い付けるブルゴーニュの飲み頃バックヴィンテージを本格的にご紹介するために、弊社と共同開発した新ブランドです。ブランド名は、ディジョン王立議会の評議員も務めた彼の先祖ジャン・クレルジェが、1698年に当時の国王より「シュヴァリエ（ナイト・勲爵士）」に叙任されたことに由来しています。
　尚、パトリックは、1993年に諸事情によって閉められたサン・トーバン村の「ドメーヌ・クレルジェ」時代に、お父さんのモーリス・クレルジェが造った一連のサン・トーバンのバックヴィンテージを継承して販売しておりますが、こちらについてもこれまでの8年間同様に、正規ラベル品は弊社が日本総代理店を務めてまいります。
　「長年の“バックヴィンテージ・パートナー”であるヌーヴェル・セレクションとがっちりスクラムを組み、私自身のネットワークはもちろんクルティエ達も総動員して、飲み頃のワインをどんどん発掘し、ご紹介してまいります。日本のブルゴーニュファンの皆さん、ぜひご期待ください」（パトリック・クレルジェ）。