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Dominique Boulard |
CHAMPAGNE RM Selection |
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OFFICIAL WEB :http://www.champagne-dominique-boulard.fr/ |
マイケル・エドワーズの名著「シャンパン」(ガイアブックス刊)にも掲載された名門メゾン「レモン・ブラール」の所有畑は、2009年、長男フランシス、長女エレーヌ、次男ドミニクに3分割され、各々が自身のメゾンを設立しました。
このうち「ヴァレ・ド・ラ・マルヌ」最北東部のラ・ヌーヴィル・オー・ラリ村に拠を構えた次男のドミニク・ブラール(写真右)は、父レモン・ブラールの至宝として知られた、「グランクリュ・マイィ・シャンパーニュ」の1.62haの畑の半分を継承する僥倖に恵まれ、2013年、同村のぶどうを100%使用した、自身のシャンパンを完成させました。
「モンターニュ・ド・ランス」北東部に位置するマイィ・シャンパーニュ村は、生産量のほとんどを同村の共同組合が占めており、小規模独立生産者の作品は、非常に珍しいです。(すべて調べることはできませんが・・・ひょっとしたら2013年現在で、今回ご紹介するドミニクの作品しか存在しないかもしれません)。
「マイィのピノ・ノワールは、東隣のヴェルズネーやヴェルジーのそれと比べて、より薫り高く、酸とミネラルに富みます。シャルドネは、高い酸と、豊かなコクが特徴です」(ドミニク・ブラール)。
尚、彼は100%自社畑のぶどうのみからシャンパンを造っていますが、相続の際、お父さんが造ったシャンパンの在庫も継承したため、登記上はRMではなくNMになっています。3人の愛娘がおり(ラベル右上の3つの星に表現されています)、長女エマニュエルのお婿さんであるニコラ(写真左)が、2010年からメゾンに参画しています。
ドミニクはちょっとコワモテの外見によらず(!?)、12歳で始めたオルガンの演奏を趣味としており、時々教会でパイプオルガンを弾いているそうです。2010年には突如思い立って、54歳で地元のコーラス団に入り、バリトンを務めているそうです。
そのためかどうかは分かりませんが、彼のシャンパンには、美しい「和音」を聴いているかのような、なんとも形容しがたい心地よさ、快感が感じられ、ハッとして思わず飲み返してしまうほどです。非常に軽やかで上品な口当たりながら、重層的な響きが底から湧き上がってくるような、官能的な魅力に包まれています。
所在村 |
La Neuville-aux-Larris |
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醸造家 |
Dominique Boulard |
所有畑面積 |
3.5ha |
ドメーヌ継承年 |
2009年 |
栽培における特記事項 |
厳格なリュット・レゾネ栽培 |
醸造における特記事項 |
ステンレスタンクで醸造。マロラクティック発酵を行う。ドザージュはMCR(濃縮ぶどう果汁)を使用 |
販売先 |
フランス国内50%(個人のシャンパン愛好家、ワインショップ、レストラン)、輸出50%(ドイツ、イタリア、ベルギー、イギリス等) |
掲載実績のある海外メディア |
「Guide Hachette」、「Gault & Millau」等 |
ピノ・ムニエ70%(「ヴァレ・ド・ラ・マルヌ」産)、ピノ・ノワール20%(マイィ・シャンパーニュ産50%+「ヴァレ・ド・ラ・マルヌ」産50%)、シャルドネ10%(「ヴァレ・ド・ラ・マルヌ」産90%+マイィ・シャンパーニュ産10%)というブラールならではのブレンドによる、スタンダード・ブリュットです。樹齢30~60年のVV。現在販売中のものは、2011年産80%、ヴァン・ド・レゼルヴ(2009年産+2010年産)20%。ドザージュは5g/l。
すべてマイィ・シャンパーニュ産で、ピノ・ノワール90%、シャルドネ10%。樹齢約30年。現在販売中のものは、2010年産100%。ドザージュは5g/l。
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