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Domaine Bliemerose |
ALSACE Selection |
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イギリスをはじめ各国のワイン市場で話題となっている、アルザスの新世代女性醸造家です。
ストラスブールから西に20km、ロスハイム村で長らくぶどう栽培を営んできたメッツ家の前当主グザヴィエ・メッツは、1991年に「ドメーヌ・デ・シャルトルー」を設立し、ワイン造りを開始しました。2002年、「ペルノ・リカール・グループ」のワインメーカーだった息子のクリストフ・メッツが、パリやボルドーで弁護士として活躍していたカルメール・シモンとの結婚をきっかけにアルザスに戻り、ドメーヌを継承しました。
彼らは即座に一切の化学肥料や農薬の使用を止め、翌2003年からはビオディナミを開始して土壌の改良に取り組むと同時に、エコロジーの思想に基づいて醸造所を建て直しました(化学薬品で処理されていない天然建材や有機塗料の使用、ロウソクとLEDによる照明、カナダ式の自然空調等々)。
また、「私たち自身が本当に飲みたいと思うワインを造る」という哲学を遵守し、ぶどうを完熟させるために収量を30~45hl/haまで落としたり、ビン詰め後最低2年間はカーヴで熟成させ、飲み頃を迎えたワインのみを販売するといった改革を行いました。
2005年には、「私たちのアイデンティティをより端的に表現できるよう」、ドメーヌ名を「ブリムローズ」に改称(「ブリム」は、ラベルにも描かれているアルザスに咲く花の名前で、「ローズ」はドメーヌの所在村「Rosheim(バラの村)」のシンボルでもあるバラです。「これらの花の香りは、私たちのワインかも感じられます」)。同年に初参加した「ロンドン・インターナショナル・ワイン・フェアー」でも各国バイヤーの耳目を集め、錚々たるインポーターのアルザス・ラインナップを飾るようになりました。
しかし2008年、クリストフは脳の病気に冒され、闘病の末、他界してしまいました。そして、この時は誰も気づいていませんでしたが、奥さんのお腹には、夫婦が長年待ち望んでいた赤ちゃんが宿っていました。
すでに醸造学校も修了し、クリストフと共にワインを造っていたカルメール・シモン・メッツは、夫の意志を継ぎ、また、息子ティボーのために、アルザスではまだ極めて珍しい、女性醸造家の道を歩みはじめました。
所在村 |
Rosheim |
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醸造家 |
Carmelle Simon-Maetz |
所有畑面積 |
17ha |
ドメーヌ継承年 |
2008年 |
栽培における特記事項 |
2002年よりビオロジー栽培(2010年にECOCERT認証取得)。2003年よりビオディナミ |
醸造における特記事項 |
収穫はすべて手摘み。収量は30~45hl/ha(全アルザスの平均は78.80hl/ha)。天然酵母のみで発酵。澱引きをしないシュール・リー熟成 |
販売先 |
輸出70%(イギリス、ドイツ、イタリア、アメリカ、モルディヴ等)、フランス国内30%(フランス全土のレストランとワインショップ、個人のワイン愛好家) |
掲載実績のある海外メディア |
「Decanter」等 |
ピノ・オーセロワ70%、リースリング30%。1ha。粘土石灰質土壌。平均樹齢25年。2005年春にビン詰めし、2011年10月にデゴルジュマンされました。ドザージュは6g/l。
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