隣接するヴェルズネーと双璧を成す「モンターニュ・ド・ランス」北側斜面のグランクリュ、ヴェルジー。そしてヴェルズネーから北に3km、その昔シャンパーニュ最良の畑とみなされていた伝説的なグランクリュ、シルリー。この2つの村の畑から生まれるセクシーでスタイリッシュなシャンパンを造っているRMが、「ジュイエ・ラルマン」です。
　先代当主ピエール・ラルマンは、1971年から2008年までヴェルジー村の村長を務め、ヴェルジーのシャンパン産業を育ててきた”ムッシュ・ヴェルジー”。偉大な父の下で9年間修行を重ねた後、2003年に独り立ちしたジャン・ラルマンは今日、モンターニュ・ド・ランス北側のグランクリュの村々における新世代の筆頭格となっています。
　このRMは早1998年から、シャンパーニュ地方のリュット・レゾネ実践団体「マジステール」に加盟しており、色とりどりの花々が咲く畑の土は、足首まで埋まるほどふっかふか。
　彼らのシャンパンは基本的に、ヴェルジーとシルリーが約半分ずつのブレンドになっており、その果実味の美しさで比肩なきヴェルジーと、ミネラルと酸が際立つシルリー双方の美点を、余すところなく堪能していただけます。
　従来より年間生産量35000本とRM最小規模でしたが、2007年以降、「あらゆる仕事の微細な隅々まで、僕自身で完璧に把握できるようにするため」、生産量を25000本まで抑え、品質をさらに大きく向上させています。