「高級というよりも、「上質」なシャンパンを造りたい」。
　名手ラルエールの作品がようやく日本登場です。
　ドメーヌが所在するサン・マルタン・ダブロワ村は、エペルネの南西4km。この村を中心に、西からヴィネ、ムシー、シャヴォ＝クルクール、特級クラマンと、エペルネ南部一帯を取り囲むように畑を所有するこのRMは、このエリアの白眉であるピノ・ムニエとシャルドネの栽培に精魂を注ぎ、両品種の黄金ブレンドによる、うっとりさせられるような艶と気品のあるシャンパンを造っています。
　「自分の神経が隅々まで行き届く仕事をするために、年間30000本以上は造りません」という極少量生産を貫いており、フランスのシャンパン愛好家や各国のインポーターから殺到する注文で、毎年完売状態が続いています。
　「高級よりも上質」「自分が本当に飲みたいシャンパンを造る」という哲学は、純白のシンプルなエチケットとともに、真の練達者のみが到達し得る境地。
　「（イタリアを中心にEU各国で爆発的に売れている）ロゼは、まったく飲みたいと思わないので、求められても一切造りません」という、気骨と信念の男です。