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Arnaud Billard |
CHAMPAGNE RM Selection |
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OFFICIAL WEB :www.domaine-bacchus.com |
エペルネ市から西に7km、「ヴァレ・ド・ラ・マルヌ」の主要村のひとつ、ルイユに所在するRMです。この村に長く続く名門栽培家で、1992年にアルノー・ビヤーが家業を継承しました。ブルゴーニュで修業した彼は、当時のシャンパーニュにはほとんどなかった「区画ごとのテロワールの違い」という概念を自らの栽培に取り入れ、さらに、大小のタンクを使い分けることによって品種ごと、区画ごとにきめ細かく醸造することで、先鋭的で鮮烈なテロワール表現を我がものとしています。
ご紹介する「ヴィエイユ・ヴィーニュ」は、優良年にのみ、単一収穫年のぶどうから3000本程度限定生産され、5年間に及ぶビン熟成を経てからリリースされる特別キュヴェで、地元ルイユ村にある「最良の6区画」のぶどうのみから造られます。マルヌ川を見下ろす真南向き斜面、粘土”砂質”土壌、樹齢35~40年の古樹という条件から、凝縮した小粒のぶどうが収穫され、濃密な味わいのブラン・ド・ノワールとなります。
「ここヴァレ・ド・ラ・マルヌの白眉はピノ・ムニエとピノ・ノワールですが、例えばコート・デ・ブランのシャルドネとは樹齢に対する考え方が大きく異なります。どの品種も樹齢が40年を超えてくると酸が急速に落ちはじめますが、ブラン・ド・ブランを目的としたシャルドネは、さらに樹齢を高くして酸を抑えるべきなのに対し、ピノ系品種の場合は、酸を大切にする必要があります。僕がブラン・ド・ノワールに求める濃密な果実味と、酸とのバランスが最高点に達するのが、樹齢35~40年くらいなのです」(アルノー・ビヤー)。
「美味しいものを食べることが趣味です」という美食家の彼は、各キュヴェのアサンブラージュやドザージュ等に際して、常に料理とのマリアージュを念頭に置きながら試飲し、仕上げています。「「ヴィエイユ・ヴィーニュ」は、とりわけステーキなどのお肉料理と合わせていただくことをイメージしながら造りました」。
所在村 |
Reuil |
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醸造家 |
Arnaud Billard |
所有畑面積 |
7.5ha |
ドメーヌ継承年 |
1992年 |
栽培における特記事項 |
厳格なリュット・レゾネ。殺虫剤、防腐剤は一切使用しない |
醸造における特記事項 |
大小のステンレスタンクで、品種ごと、区画ごとにきめ細かく醸造 |
販売先 |
フランス国内ほぼ100%(個人のシャンパン愛好家、レストラン、ワインショップ) |
掲載実績のある海外メディア |
「Guide Hachette」等 |
地元ルイユ村産のシャルドネ70%、ピノ・ノワール30%。平均樹齢25年。現在販売中のものは、2007年産100%。4年間ビン熟成。ドザージュは12g/l。「このキュヴェは、クリームソースのお魚料理に合わせていただくことをイメージして造っています」。
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