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Perle Blue (by Michel Picard) |
SOUTH FRANCE Selection |
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OFFICIAL WEB :http://www.michelpicard.com/fr/ |
「ペルル・ブルー」(「青い真珠」)は、モルディブのリゾートホテルからの、「海をイメージした爽やかなウェルカム・ドリンクをつくれないか」とのリクエストによって誕生した、青色のスパークリングワインです。
依頼に応えたのは、ブルゴーニュを代表するメゾンのひとつ、「ミッシェル・ピカール」。1951年、ルイ・フェリス・ピカールが「シャトー・ド・シャサーニュ・モンラッシェ」を拠点として設立したこのメゾンは、その息子ミッシェル、その息子で現当主のガブリエルへと世代交代しながら業容を拡大し、現在は、ブルゴーニュ、アルザス、ロワール、コート・デュ・ローヌに擁する多数の傘下メゾンが造るワインやスピリッツ、リキュールなどを、フランス国内はもとより世界55ヶ国へ輸出する、巨大な総合酒類グループを形成しています。
国際的な衛生管理手法「HACCP」や、世界最大の食品検査機関「Eurofins」が統括する安全性・品質規格「IFS」の認証を徹底するなど厳正な品質管理でも知られ、「ペルル・ブルー」も、この「IFS」によって「Supérieur」(上級)の認証を取得しています(写真下)。
「青色を出すのには本当に苦労しました。青色の天然果汁などもいろいろ試しましたが、結局は、それをはるかに上回る量の食用青色一号を添加して安定させないと、変色して、「ペルル・グリーン」とかになってしまうことが分かりました。最初から微量の食用青色一号を使用するのが、あらゆる意味でベストであるとの結論に達しました」(以上、醸造技術責任者ギー・バロワ)。
尚、スパークリングワインの製造工程では、通常、2回にわたって糖分を添加します。(炭酸ガスを生む源となる)2次発酵を誘発するために、酵母とともにタンク(または製法によって瓶)に添加するのが1回目。工程の終盤に、ブリュット、ドミセックといった甘味調節のために添加するのが2回目です。いずれにも(サトウキビまたはビーツ由来の)砂糖を使用する生産者が多いのですが、「ペルル・ブルー」は2回ともに、MCR(濃縮ぶどう果汁)を使用しています。(補記:特に2次発酵にMCRを使用するのは極めて珍しいです)。
「研究を重ねた結果、「ペルル・ブルー」に関しては、いずれにもMCRを使用した場合に、もっとも美味しく、自然な味わいに仕上がることが分かりました。MCRは砂糖の倍以上のコストがかかりますが、青色云々以前に何よりも大事なのは、ワインとして美味しいことですから」。
「ペルル・ブルー」は2011年春にリリースされたばかりですが、件のモルディブのホテルではすでに各お部屋に置かれており、多くの宿泊客を魅了しているそうです(ああ私も行ってみたい・・・)。また、各国の「インターコンチネンタル・ホテルズ・グループ」等でオンリストが始まっています。
さらに、2011年6月に仏ボルドー市で開催された、世界最大のワインと酒類の展示会「VINEXPO」に参加した各国バイヤーの耳目を大いに集めたようで、今後世界の食卓で、リゾート気分を味わえるようになるかもしれません。
★ お知らせ ★
お客様・ご関係者様各位
弊社が2011年9月に発売を開始いたしました本商品に関して、同じ商品名の青色スパークリングワインでラベルデザインが異なるものは、「ミッシェル・ピカール」社製の本商品とは一切関係はございません(「ミッシェル・ピカール」社表明)。
所在村 |
Chassagne-Montrachet |
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醸造家 |
Guy Barrois |
所有畑面積 |
160ha |
ドメーヌ継承年 |
1951年 |
栽培における特記事項 |
リュット・レゾネ栽培 |
醸造における特記事項 |
スティルワインをバルク購入し、シャルマ~ビン詰めまで「ミッシェル・ピカール」で行う |
販売先 |
「ペルル・ブルー」はリリースしたばかり。「ミッシェル・ピカール」グループ全体としては、フランス国内70%、輸出30%(55ヶ国) |
掲載実績のある海外メディア |
発売を開始したばかりでこれから出品予定。「ミッシェル・ピカール」グループ全体としては、「Guide Hachette」、「La Revue du Vin de France」、「Decanter」、「Wine Spectator」等多数 |
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