Winery Introduction

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Vincent Carré
ヴァンサン・キャレ

CHAMPAGNE RM Selection

 ピノノワールの名産地「モンターニュ・ド・ランス」の中にあって唯一、シャルドネを名産とする孤高の一級村、トレパイユ。
 ランス山の真東~東南東に広がる斜面畑という地勢、日照量、そして分厚い白亜質土壌というそのテロワールは「コート・デ・ブラン」のそれに酷似しているとされ、総面積の90%にシャルドネが植えられています。
 ・・・と、どのシャンパーニュの教本にも書いてありますが・・・肝心の「Blanc de Blancs Trépail Premier Cru」のシャンパンにお目にかかることはほとんどありません。理由は、ほとんどの造り手がヴェルジーやヴェルズネーといった近隣の村にピノノワールも所有しており、シャルドネとブレンドするのが一般的であること、この村のRMの数自体がもともと少ないこと、ネゴシアンや協同組合への販売比率が高いことなどですが、ようやく教本通りの(?)100%トレパイユの逸品ブラン・ド・ブランの造り手に巡り会えました。
 1894年にトレパイユ村に創業したこのRMも、長年、ヴェルジーとトレパイユに所有するピノノワールと、トレパイユのシャルドネのブレンドによるシャンパン造りを営んできました。しかし1997年、家業を継承した4代目ヴァンサン・キャレの手によって、ついにブラン・ド・ブランへの道が開かれました。
 「トレパイユのシャルドネは、コート・デ・ブランのシャルドネよりもさらにミネラリーで、年にもよりますが、より果実味豊かなスタイルになります。また、強い花の香りも大きな特徴です」。
 これらの美質をさらに引き出すため、1年間樽熟成させたヴァン・ド・レゼルヴを3分の1ブレンドし、36ヶ月以上ビン熟成させてからリリースしています。
 「トレパイユのシャルドネこそ私たちの魂です。家族で力を合わせ、心を込めて造っています」という入魂のブラン・ド・ブラン、ぜひご賞味ください。

TECHNICAL NOTES

所在村
Trépail
醸造家
Vincent Carré
所有畑面積
20ha
ドメーヌ継承年
1997年
栽培における特記事項
厳格なリュット・レゾネ栽培。「コンフュジオン・セクシュエル」を活用し、殺虫剤は一切使用しない
醸造における特記事項
テット・ド・キュヴェ(フリーランジュース)のみを使用。一部を樽熟成。ドザージュにMCR(濃縮果汁)を使用
販売先
フランス国内80%(個人のシャンパン愛好家、レストラン)、輸出20%(EU各国、デンマーク、アメリカ、南アフリカ共和国等)
掲載実績のある海外メディア
「Guide Hachette」、「Wine Advocate」、「La Revue des Prix du Vin」等

PRODUCTS

Brut Réserve Blanc de Blancs
ブリュット レゼルヴ ブラン・ド・ブラン

トレパイユのシャルドネ100%。樹齢30~35年。現在販売中のものは、2007年産が3分の2、2006年産が3分の1で、2006年産は、ブルゴーニュ製400リットル及び500リットルの2回使用樽で12ヶ月間熟成。ドザージュは8g/l。

Brut Réserve Blanc de Blancs - ブリュット レゼルヴ ブラン・ド・ブラン

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