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Hudelot-Baillet |
BOURGOGNE Selection |
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1981年の設立以来ネゴシアンへの販売がほとんどだったこのドメーヌが、本格的に自社ビン詰めを開始したのは1998年。フランス空軍のメカニックだったドミニク・ル・グエンが娘婿としてドメーヌに参画してからです。醸造学校を修了した後、義父の5代目ベルナール・ユドロから栽培と醸造の理論と実際を学び、2004年に独り立ちしました。
以降彼は、毎年のヴィンテージの特徴の差を上回るペースで、ワインの品質を向上させ続けてきました。15年間以上にわたってリュット・レゾネ栽培を実践し続けている、実質ビオロジックの古樹畑。刷新を重ねた醸造設備。そしてドミニク自身の丁寧な仕事ぶりと磨き上げた職人の技。それらすべてが一体となって、近年の彼の作品は、真に偉大なヴィニュロンの作品のみに見られる、ひとつ上の次元に到達したように思われます。
いつもニコニコと笑顔を絶やさないドミニクですが、畑で彼と対峙する時、ゾッとするほど真剣な「ヴィニュロンの顔」が表れます。それは、畑仕事の重要性を示すものであることはもちろん、まだまだ改善することが山ほどあるという、己への厳しさの表れでもあります。
★ 長男コランタンと「レ・ブラック・チェアーズ」の経歴
2009年 15歳の時にラグビーの試合中の事故で脊髄を損傷
2011年 「Association Quad Rugby avec Corentin et les Black Chairs(コランタンとレ・ブラックチェアーズによる
車いすラグビー協会)」を設立。チーム「レ・ブラック・チェアーズ」として車いすラグビーを開始すると同時に、
同じような境遇の子供たちにスポーツを通じて希望を与えるための各種慈善活動を開始
2012年 「レ・ブラック・チェアーズ」がフランスの9つ目のチームに認定される(ブルゴーニュ地方では初)
2015年 コランタンがフランス代表チームに選ばれる
フランス代表チームがヨーロッパAランクに昇格し、ヨーロッパ大会で優勝
2019年 「ラグビーワールドカップ2019日本大会」の期間中に開催された「車いすラグビーワールドチャレンジ2019」に
フランス代表チームの一員として出場
2021年 「東京2020パラリンピック」の「車いすラグビー」にフランス代表チームの一員として出場予定
所在村 |
Chambolle-Musigny |
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醸造家 |
Dominique le Guen |
所有畑面積 |
8.23ha |
ドメーヌ継承年 |
1998年 |
栽培における特記事項 |
実質ビオロジックの極めて厳格なリュット・レゾネ栽培。化学肥料、除草剤、殺虫剤、防腐剤は一切使用しない |
醸造における特記事項 |
除梗100%。天然酵母のみで発酵。赤は12~16ヶ月間、白は10~12ヶ月間樽熟成。澱引きはビン詰め前に1回のみ。赤は清澄後、ノンフィルターでビン詰め |
販売先 |
輸出85%(イギリス、ドイツ、ベルギー、オランダ、イタリア、スウェーデン、ノルウェー、ロシア、アメリカ、カナダ、日本、香港、台湾、韓国、シンガポール、タイ、オーストラリア)、フランス国内15%(仏ミシュラン3つ星「ジョルジュ・ブラン」「ラムロワーズ」をはじめとする多数の高級レストラン、「ゴブラン」「タブリエ・ルージュ」「レピキュリアン」といった名門ワインショップ等) |
掲載実績のある海外メディア |
「Guide Hachette」、「Bourgogne Aujourd'hui」、「Burghound」等 |
参照できる日本のメディア |
「リアルワインガイド ブルゴーニュ」(堀晶代著)P19 等 |
ピノノワール50%、ガメイ50%のブレンド。シャンボール村内のACブルゴーニュ区画(「レ・バタイユ」「レ・バス・バタイユ」)60%、ジイィ・レ・シトー村内のACブルゴーニュ区画(「バス・グレーヴ」「レ・ジュヌヴレ」)30%、フラジェ・エシェゾー村内のACブルゴーニュ区画(「アン・ボルリィ」)10%で合計約1.45ha。平均樹齢約40年。3回使用樽で12ヶ月間熟成。2018年ヴィンテージより、生産者収益金の一部は、「Comité Départemental Handisport de Côte d'Or(コート・ドール県ハンディスポーツ部門委員会)」および「Association Quad Rugby avec Corentin et les Black Chairs(コランタンとレ・ブラック・チェアーズによる車いすラグビー協会)」に寄付されています。
シャンボール村内のACブルゴーニュ区画(「レ・リュ」「・マラディエール・バス」)70%、隣のジイィ・レ・シトー村内のACブルゴーニュ区画(「レ・シャリップ」「レ・クロ・プリウール」「レ・ジュヌヴレ」)30%で合計1.19ha。平均樹齢約50年。新樽15%、3回使用樽85%で12ヶ月間熟成。
シャンボール村内のACブルゴーニュ区画「レ・グラヴィエール」50%、ブロション村の区画「アン・シャルー」50%で合計0.44ha。平均樹齢約20年。新樽15%、3回使用樽85%で12ヶ月間熟成。
キュルティル・ヴェルジー村内85%、ムイエ村内15%で合計0.85ha。平均樹齢約25年。新樽15%、1~3回使用樽85%で12ヶ月間熟成。
シャンボール村内唯一のオート・コート区画「レ・トープ」(約5haの畑で、所有者はユドロ・バイエとローラン・ルーミエのみ)60%、ムイエ村内の区画「モン・ブルゴン」40%で合計1.2ha。平均樹齢約30年。新樽20%、3~4回使用樽80%で12ヶ月間熟成。
シャンボール・ミュジニー・レ・バビエールに植えられた、ピノ・ブラン100%。0.05ha。植樹は1945年で、樹齢約70年のVVです。このピノ・ブランは長年シャルドネとブレンドされ、文字通りのハウスワインとして100%自家消費されていました。「義父を中心に、家族で年間500本は白を飲んでいましたので(笑)。2009年に、義父がちょっと変わった白が飲みたいと言い出したので、ピノ・ブランだけで仕込みました」(ドミニク・ル・グエン)。それを2010年ヴィンテージから、頼み込んで日本向けに分けてくれることになったものです。新たにラベルを作成するにあたって、作品名は自然に「家族のキュヴェ」に決まりました。「レ・バビエールは、粘土石灰質表土の下に、厚い砂の層があります。この砂がピノ・ブランの特徴をよく引き出しており、アプリコットや完熟したパイナップルのような濃密な果実の香りと、まろやかなミネラルの風味をお楽しみいただけると思います」(同)。1回使用樽1樽(約300本)のみの生産で、12ヶ月間熟成させたものです。
「デリエール・ル・フール」「レ・ナゾワール」「レ・バビエール」「レ・パ・ド・シャ」「レ・モンビ」の5区画で合計1.5ha。樹齢約60~80年のVV。新樽25%、1回使用樽30%、2回使用樽45%で16ヶ月間熟成。
「レ・クラ」中央部に0.37ha。平均樹齢約35年。新樽30%、1回使用樽70%で16ヶ月間熟成。尚、今日、レ・クラの所有者は5人で、ジョルジュ・ルーミエ、ジスリーヌ・バルトー、ユドロ・バイエ、ディジョン在住の地主グライヨ氏(ヴァンサン・ジャニアールにフェルマージュ。フレデリック・マニャンにはヴァンサン・ジャニアールが葡萄で販売)、イギリス人のティム・マーシャル(メオ・カミュゼのネゴシアン部門に葡萄を供給)です。
2区画で合計0.63ha。樹齢30~55年。新樽30%、1回使用樽70%で16ヶ月間熟成。
1区画で0.098ha。1930年に植樹された超VV。木製発酵槽でアルコール発酵後、228Lの1回使用樽でマロラクティック発酵&16ヶ月間熟成。
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